今治造船・JMUの提携、大型船の勢力図変化【海事プレス-12/3-】

12月3日発行「日刊海事プレス」に、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)についての記事が掲載されています。

《P13掲載記事転記》

国内造船の競争環境にも影響
■今治造船・JMUの提携、大型船の勢力図変化

今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)が提携を決めたが、業務提携の対象となる船種によっては、韓国・中国勢との競争だけでなく国内造船所間の競争環境も大きく変わりそうだ。
2社は営業・設計の合弁会社を設立する予定で、対象となる船種は今後詰める予定だ。両社が得意としている大型鉱石船(VLOC)やケープサイズ・バルカー、VLCC、メガコンテナ船などの大型船型が主体になると推測されている。
コンテナ船は国内造船所でメニューとしている造船所が少なく、メガコンテナ船は今治とJMUの2社だけが建造している。このため両者がこの市場で提携すれば、韓国や中国の造船大手に対して日本連合で挑む姿が鮮明になる。
この一方、VLOCとケープサイズ、VLCCの市場は、韓国や中国と輸出商談で競争する場面もあるが、むしろ国内の造船所間での競争が激しい。国内荷主向け新造商談や邦船社の案件では、今治造船とJMUに加えて、川崎重工の中国合弁会社と名村造船所グループの4社が激しく競合している。今治・JMUがここで連合すると、勢力図が大きく変わる。

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